ラクになった。『絵になる子育てなんかない』
夫がラジオ番組、小島慶子キラ☆キラのファンだった。番組が終わることを知った時はずいぶん落胆していたような気がする。
なぜか最近、小島慶子さんが毒親、毒姉に長いこと苦しめられたきたという主旨の文を読む機会があって、やたら心にひっかかった。特に、幼い頃から姉の罵声や暴力に苦しみいまだ姉妹の仲は絶縁状態だと聞いて、息子たちのことが気になった。
以前、子どものケンカには口を出さないほうがいいと年配の方からアドバイスされた。小さい頃に小さな痛みを覚えないと、痛みを知らない子になってしまうから、という理由うだった。納得できたので、なるべく兄弟ゲンカには口を出さないようにしていた。
しかし、口を出さないようにすると決まって兄が強かった。弟も抵抗はするものの、最後は怯えて私のところに逃げてきてしまう。この力関係をただ黙って見ていて良いのかが本当に分からなくなった。今は少し口を出すようにしている。なだめたり、代替案を示したり、感情的にならないように叱ったり、、毎回毎回どうしたものかと迷う。
小島慶子さんの本を、と思って借りたけど、その中で養老先生の言葉がぐっと心に響いた。
「子どもは自然」
「自然には手入れが必要」
「地味で単調な繰り返しのなか、子どもは勝手に育っていく」
毎年何が起こるか分からない田植えと子どもは同じ。
環境を整え、注意深く観察し、毎日毎日ガミガミ言い続ける。
「ああすればいい」「こうすればこうなる」は成り立たない。
一見同じことを繰り返しているようで、実は螺旋階段を上がっており、気がつくと子どもは勝手に育っている。
「悩むより、やって間違えてやり直す方が生産的」
「教育というものは、教育された人自身のためになるということだけでなく、社会全体のためでもある」
子どもは勝手に育つ。自然という子どもを相手に、今はただ必死に手入れをするだけ。